小学生の夏休み。長い長い夏休み。
40日なんて、一体どうすればいいんだと途方に暮れていましたが、なんだかんだ、もう終わりが見えてきました。
思い返せば、夏休みが始まったころは宿題もそれなりにあって、何となく過ごせていた。けれど後半、宿題も残りわずかという所で、じわりじわり、私の心の中が騒ぎ始めた。
「なぜ、あと少しの宿題を、こんなにも時間をかけるのか」
という疑問。ちょっと頑張れば、3日もかからずに終わる宿題。それなのにダラダラと、ちょっとしか進めず、そして宣言。
「あとは明日やる」
いや、今日!!!!!!!
朝顔の観察日記、3行書くのを明日に延ばして、あと2ページで終わるドリルを今日はもういいかなって閉じる。
なぜ。
早く宿題を終わらせて、あとはのんびりすればいいじゃないか、好きなことばかりすればいいじゃないか、と言ってみるも、華麗にスルー。
イライライライラ。
そんな時に念じる。仏の心。
宿題が今日終わっても明日終わっても、結果終わるのであればそれでよし。いつ終わらせるかは、そこまで問題じゃない。
適当に済ませたら、それはそれで怒るでしょう?
これは子供の問題、私のじゃない。
気にしない気にしない。見ない見ない。
仏。仏のような心で。落ち着くのだ私。
夏休み後半は常にそう言い聞かせて、自分を落ち着かせています。
長い長い時間をかけて、朝顔の観察もドリルも終わらせた息子。
初めての長い夏休みは暑すぎて、外にもなかなか行けなくて、花火とプールと水族館。王道を行った夏。
また来年。
仏の心と共に。