小走りな日常
普段のこと

今年のGWは

誕生日、クリスマス、正月。

イベントがあると誰かが体調を崩す我が家。でもそれは、子供達だけだと思っていました、勝手に。

そもそも今回のGWは一日、遠出をする日を作って、あとは近場でと考えていました。

そして連休が迫ってきたある日、どこからかボソボソ呟く声が聞こえました。

「あれ、、、、筋肉痛かな、、、、、、」

腰回りをさすりながら、そう呟くパパの姿。筋肉痛のような痛みがあるというのです。でも筋肉痛になるような事をしたなどという、思い当たる節もない。でも筋肉痛ならば数日で良くなるっしょと思っていた私。おそらくパパもそう思っていたはず。

が、何日経っても、痛みは引かず、湿布を貼っても、改善すらしない。痛み止めを飲んでもなかなか痛みが取れない。

筋肉痛のような痛み、ということで、大したことないというイメージを持っていた私も、痛み止めを飲むパパの姿を見て「これは筋肉痛じゃないよなぁ」と考えるようになっていきました。実際、会話の途中で痛みが出ると顔が歪むようになりました。痛い?と聞けば必ず痛いと答えるようになりました。そしてある朝、腹部に発疹が出来たのです。その発疹を見ながらこう、予言しました。

「、、、帯状疱疹、、、、かな」

たいじょうほうしん、、、?いや、その病気は知ってるけど、知ってるけど、、、、

「帯状疱疹て、なんかこう、もっと、ひどくならない?」

パパの予言をあまり信用できなかった私。以前の職場で帯状疱疹になった方を何人か見てきた経験から、「帯状疱疹はもっと痛みが強く、それはそれは耐えがたいものだ」と思っていたのです。実際に見た人々は皆とても痛そうで、発疹も広範囲にあって、こちらも同情してしまうほどだった。けれど今、目の前でみるパパの発疹は少しの範囲で、たしかに痛そうだけど、こう、今までの人たちのように悶えるような姿はない。

帯状疱疹?ほんとに?40歳前に?

そう思う私の前で彼はいそいそと皮膚科の病院探しを始め、受診。

診察の結果、予言通り帯状疱疹でした。なんと。

痛みの原因がはっきりして安堵するものの、40歳前にして帯状疱疹になるという事実をなかなか受け入れられないご様子。

病院から貰ってきた冊子に【60歳代を中心に50歳代~70歳代に多くみられる病気】だと書いてあります。もちろん20歳代や30歳代に発症する方もいるのですが、まさか自分が、ということがショックだったようです。

連休に遠出を計画していたので、その前に(と言っても直前ですが)なんとか原因が分かってわたしは安堵しました。あやうく痛みに悶えるパパの姿を家族で見ながら連休を過ごす羽目になるところでした。何その拷問。危ない。

とにもかくにも、これで病状は回復に向かう!と思っていましたが、ここからが長かった。薬の効き目が切れる度に、痛みに襲われる。夜飲んだ薬の効き目が夜中に切れ、眠れず、夜中の3時ごろからソファで悶える日々。そう、まさに私が以前見てきた帯状疱疹のひとの姿は、これです!(感動している場合ではないけれど)

なかなか思うように痛みが引かない中、発疹の部分に痒みが生じてくるという、なんとも非常な事態(さすがに同情し始める)

いたい、かゆい、いたい、かゆい

と交互に呟くパパ。

いたい?かゆい?いたい?かゆい?

と交互に聞く私。決して面白がったり、からかっているわけではなく。

何とか連休に遠出をして楽しんだものの、その後の会話はずっと帯状疱疹のことばかり。皮膚科に受診して1週間が経過したころ、ようやく痛みのレベルが下がってきて(本人談)痒みも無くなっていきました。

私は今年のGWを思い出すたびに帯状疱疹のこともセットで思い出すのです。これからずっと。ずっと。ずっと。

そして私は、将来帯状疱疹の予防接種を受けることを決意するのでした。

来月は娘の誕生日。嗚呼どうか、どうか、皆健康であれ。

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