冬晴れだったある日、リビングに陽射しが届いていたとき。
急に、部屋が暗くなりました。
雲が流れていたから。
そう、大人は解釈します。そこに何の疑問も持たずに。
子供は、不思議がりました。
急に部屋が暗くなった。
と思ったらまた、明るくなった。
なぜ。なぜ。
どうしてでしょうか?
と、問う。
息子は
「太陽が背中を向けた」と言い
娘は
「たいようと、くもが、おしくらまんじゅうしてるから」
と言った。
正解!!と言いたくなるほどの回答。
そう思えば、陽の陰りも悪くないなと思える。
冬の時期は陽が陰ると、寒いとか、洗濯物が乾かないとか、マイナスなことばかり口にしてしまうけれど、
太陽が背を向けたり、雲とおしくらまんじゅうしているのならば、仕方がない。
これから、陽が陰ってきたときはわたしも子供たちと同じ気持ちで。
そんなときも、あるよね。と。